今回は、2010年発売のCooler Master(クーラーマスター)HAF X RC-942-KKN1を紹介します。
こちらのPCケースは、現在私が実際に使っています。
HAF X RC-942-KKN1の仕様
スペック紹介
発売日:2010年 8月 6日
参考価格 25,000円前後
製品型番 RC-942-KKN1
カラー展開 Midnight Black
主材料 Steel, Mesh, Polymer
寸法 (L X W X H)230 x 599 x 550 mm / 9.1 x 23.6 x 21.7 inch
製品重量 14.35 kg / 31.6 lbs
対応マザーボード Micro ATX, ATX, E-ATX, XL-ATX
対応電源ユニット ATX, ATX PS25.25″
ドライブベイ6 (2 from X-Dock)
3.5″ ドライブベイ5 (hidden) (supports 2-in-1 2.5″ and 1.8″ SSD)
2.5″ ドライブベイ2 (from 5.25″ drive bays)
発売された2010年頃の自作PC業界を振り返る。
時は2010年。今から12年前まで遡ります。
Core2の時代が終わり、Core i7のブランドが発売された頃です。
2009年当時、2021年現在と比べて性能重視で熱暴走という言葉があるくらい、爆熱・爆音のパーツばかりでした。
PCケースも、大きく進化しPC内部の温度を劇的に改善する、エアフローに特化したPCケースと静穏性に特化いたPCケースの2つのタイプに分かれていました。
現在は、グラフィックボードなどのパーツは以前に比べ熱を抑えて性能が高くなり、さらに静音化しています。
その為なのか、PCケースは薄くペラペラになり剛性が高いというイメージは無くなっりました。
最近のケースは、サイドパネルがアクリルで見せることばかりが重視されているケースとなり、メカメカしい漢のどっしりとしたデザインのケースは見なくなりました。
車で例えると剛という言葉がピッタリのヴェルファイアの様なデザインのPCケースです。
最近はセレナの様な軟という言葉が合いそうなスタイリッシュでユニセックスなデザインのケースが増えました。
HAF Xのコンセプト
そんな中、圧巻のデザインと重さを兼ね備えるPCケース。Cooler Master(クーラーマスター)のHAF X RC-942-KKN1を紹介します。
HAFはハイ・エアー・フローの略で、その王冠を背負ったハイエンドモデルHAF Xです。
クーラーマスターの紹介ページにあります、製品のイメージ画像です。
クーラーマスターの製品紹介ページを見るとわかりますが、この様なイメージ画像を作ったのは、HAF Xだけです。
当時、クーラーマスターのラインナップですごく自信のあった製品だとわかります。
GALLERY(ギャラリー)
GALLERY(ギャラリー)
HAF Xは色々なカラーバリエーションがありますので紹介します。
HAF X NVIDIA EDITION
AMD Edition
世界に3台しか無いと言われるGIGABYTEオリジナルカラー
■幻のギガ色ケースが当たる!仲良しコラボ 2011 Summer
GIGABYTEでは、同社とCooler Masterのコラボレーションキャンペーン「仲良しコラボ 2011 Summer」を開催。
7月23日~8月31日までの夏休み期間中、GIGABYTEのマザーボードと、Cooler MasterのPCケースまたは電源ユニットを購入した人を対象に、GIGABYTE製グラフィックスカード、Cooler Master製CPUクーラー、各種ノベルティグッズ等が当たる。
目玉商品は、GIGABYTEオリジナルカラーを配した非売品のPCケース「HAF X」
世界で3台だけの限定モデルで、その中の1台がプレゼント企画でした。
世界に3台のみの限定モデルです。
その内の1台は私が持っています。
使用している感想としては、
さすがハイエアーフローを冠しています。
非常によく冷えますが、実に煩い・・・
マイニング用途とかには良いかもしれません。
価格.comの製品レビュー
【デザイン】
・かっこいい、の一言に尽きます。このカッコよさだけで選びました。
・ケース内部が最初から黒に塗装してあるところもいいですね。
・かっこいいですよね。このゴツさがしびれます。CM690からの引っ越しですが、CM690を買った当初はそのかっこよさに感 動したものですが、並べると見劣りしちゃいましたね、、、決してCM690が安っぽいってわけではないのですが。私のCM690 は初期の物なので、中も黒に塗られていないので余計にそう見えました。
・HAFシリーズのデザインがカッコよくてずっと惹かれていたので、個人的には大満足です。なので評価は5点です。
・友達にこのケースを使って組んだときから惚れ込んでいました
なんとも言えないこの重厚感は良いですね
サイドパネルがアクリルで内部が見えるのも良いです、サイズのLED ILLUMINACIONを付けて内部を光らせています
・奇抜なデザインが好きな僕にとっては最高でした!とても頑丈ですしボディに傷が入りません。(ファントムを使っていた ときほとんど使用してないのにも関わらずすぐに傷が入っていました。
・amazonにて2010年10月に23980円で購入しました。
届いたときにあまりの大きさにびっくりしました。
ちなみに大きさは230X550X599mmです。
【作りのよさ】
・左右のカバーは安価なケースとは一線を画したしっかりした剛性を持った作りです
・クーラーマスターのケースは工作精度が高いですね。また、ATCS840と違ってスチール製なので、がっしりしていて安心し て使用できます。
・パネルの板圧は十分で、質感も重厚です。その分重量はありますので付属のキャスターが重宝します。
・作りは一般的なLVよりちょっと上という感じでしょう。
内部まで全て塗装処理がきちんとされており、エッジ処理なども行なわれているので作業中に手を切ることは無いでしょ う。
筐体剛性も高めで軋んだり、ガタガタ言うなんてことはありません。
リムーバブルユニットもしっかりしておりガタツキは皆無です。
強いて言えば、付属のキャスターが非常に貧乏くさく小さい事。
サイドパネルのネジ穴などの加工精度が低く、押し付けないとネジ穴が合わないなど細かい点はありますが、
まぁ大抵のケースでは多かれ少なかれあるので気にはしてません。
・頑丈でいいとは思いますが、サイドパネルが重たく、閉めるときに床に落としまくっているので一年ほど使って歪んできて しまいましたw
・先代のHAF932とほぼ同等スペックですが、この製品は中も黒で塗装されており、HAF932とは一味違う高級感があります。
メッシュが多い割に頑丈につくられてるので長く使える一品です。
5年は使用する予定です。
もちろん評価は5点。
・しっかりとしていて、軍事的なイメージを受けました。
・サイドパネルも剛性があり共振したりすることもありません。
【静音性】
・前面230mm、サイドとトップ200mmのファンをゆっくり回すのでゲーミングケースとしては静かです。家族からもクレー ムを言われなくなりました
・気にしませんので無評価としましたが、ケースFANは低回転の大型FANを使用しているのでさほどうるさくないと思いま す。
・重厚なので問題なし
・筐体内の容量がかなり広い為、エアフローも自由度が高いと思います。
(当方は正圧寄りにしました。フロント23cm、天板20cm、サイド20cmを吸気。排気は簡易水冷のCPUクーラーに14cmファ ン換装、電源の13cm排気)
・冷却重視のケースなので、無評価です。
ですが…大型低回転ファンを採用しているので、意外と静か?です。
・大型ファンのお陰で回転数を下げても十分な風量が確保できる事、
剛性があるケースのためにビビリ音も無いなど、意外に静かでびっくりしています。
流石にハイエンドゲーマーケースで通気性を最優先にしていますので、GPUやCPUに高負荷がかかった場合はそれらのファンの音は容赦なく漏れてきます。
静音性云々という方は止めた方が良いでしょう。
・冷却重視でファンの数が多くメッシュも多いので静音性はあきらめておりましたが、思った以上に静かです。
ケースに付属しているファンだけならば全く気になりません。
むしろビデオカードやCPU、電源のファンの音のほうが気になるのではないでしょうか。
ただし、大型のCPUクーラーや水冷も使えますので、結果的に静音の方向に持って行くことができます。
ほかにもっと静かなケースもあるので評価は4点としました。
・買う前は静音性をとても心配していましたがこれだけのエアフローにしては静かだと思います。
【拡張性】
・HAF932と比べて、拡張スロットの数が増えているので、さらに拡張性がUPしています。2スロットサイズのVGAカードの 4-Wayも可能です。
・コレはもう文句なしです。
というか、このサイズで無かったら怒りますよ。
シャドゥベイでHDDを最大6台、フロントのリムーバブルユニットで2台、合計8台のHDDが搭載可能です。
その他に通常5インチベイがx4。
光学ドライブ、ファンコンを入れてもまだ2つ空いてます。
配線ホールが至るところにあり、配線レイアウトも自由自在に可能。
バックパネル側も側板には外側に出っ張りを作ってあるため、かなり配線数を纏めても楽に側板を閉める事ができます。
CPU背面もメンテナンスホールがかなり大きめなので、CPUクーラーを頻繁に交換するような方でも全く問題無いでしょう。
・このケースに入りきらないパーツはほぼ無いと思います。
ベイの数も多いですし、中もかなり広いので何でも出来そうです。
ケース自体がデカイからあたりまえですが・・・
大型のCPUクーラー、超ロングなビデオカード、さらには、SLIやCrossFireなど何でもござれという感じです。
※ちなみにビデオカードは342mmまで入るようです。
これを超える拡張性を持つケースは同社の「COSMOS II」などの超超ビッグサイズのケースしかないですので、
評価は5点です。
・基本的に僕は水冷を使ってるわけでもないので拡張性は求めていませんがこれだけ広いとなんでもできると思います。
【メンテナンス性】
・マザーボードをケースに搭載しても、上部に余裕があるので、CPU用の8ピンケーブルをさしやすいです。いつもこの8ピンケーブルに苦戦しますので、助かります。
・あいかわらずケース内部は広々しているので作業がとても楽です。
・パーツを組み込むとかなりの重量になりますが、キャスターがついているので移動には問題ありません。
・中が広々なのでパーツ交換はやりやすいです。
ただ、使用するパーツによっては干渉して取り外しが面倒になる場合もありますが、それは他のケースでも同じですので苦にはなりません。
他のケースと比較したうえで評価5点です。
・フロントファンの吸気口は取り外し式になってますのでほこりの掃除も楽々です。まずPC内部にほとんどほこりが入りません。
【冷却性能】
・10段階評価では7くらいだと思います。結構いい方だと思います。FAN追加でさらにUPできるようになっているので、満足できる冷却性能にすることが可能です。
【満足度】
・高いだけあって期待通りだったというところでしょうか。
外部機器はなるべく接続せずに本体に内蔵したい、それらを満載にしていても冷却に問題が出ない、などを要求される方に はぴったりかと思います。
蛇足ですがフロントパネルIOのケーブルは有る程度脱着可能です。
iEEEやUSB3.0など外してしまえるのは中々私にとって好評価でした。
強いて言えば値段がもうチョイ安いと良いんですけどね。
【総評】
・添付の画像はOCCTを走らせたものです。アイドルは起動後30分程度経った状態です。室温は約27度で30分負荷テストしてもCPU温度は56~58度で安定していました(4.0GにOC)。決して安い買い物ではありませんが出費に見合う結果を手に入れられました。
・長く使えるいいケースです。メッシュ部分が多いので、掃除が大変ですが。
・エアフロー重視で購入しました。
ドスパラのガレリアではGTX480の温度が93度ありましたが、ケースを変えただけで10度下がりました。
いいケースです。
・拡張性も高く、エアフローの自由度が高いため、今後のパーツ構成の変化にも対応できそうです。
・重量と大きさはそれなりにありますが、長く使用できるケースではないでしょうか。
・「高エアフロー設計」と謳っているだけあって、各パーツの冷却能力は流石だと思います。
内外装ともブラック塗装なので、飽きないで長く使用できると思います。
・ずっと良いことばかり書いてきましたが、あえてデメリットをあげるならば以下の2点でしょうか。
・値段が高い(\20,000くらい)
・重たい(14.35Kg)
ただ、長く使えることを考えると\20,000は安いのではないでしょうか。
あと、頻繁に移動しない限り重さも気になることは無いでしょう。
付属品としてキャスターもついていますし。
結果的に悪い点がほぼ見当たらないということで総評は5点としました。
・ずっと良いことばかり書いてきましたが、
あえてデメリットをあげるならば以下の2点でしょうか。
・値段が高い(\20,000くらい)
・重たい(14.35Kg)
ただ、長く使えることを考えると\20,000は安いのではないでしょうか。
あと、頻繁に移動しない限り重さも気になることは無いでしょう。
付属品としてキャスターもついていますし。
結果的に悪い点がほぼ見当たらないということで総評は5点としました。
・これを超えるケースはいまだにないと思います。初自作や、冷えないと悩んでいる方にお勧めです。
・今までで一番素敵
もう一台作ろうと思ってますが、このケースを使った後では、どれも見劣りします。
クーラーマスターいい仕事してます。
実際の使用感
自作パソコンとして所有欲を満たしてくれます。
最近のケースより、男らしくカッコいい。
こんなおっきなケースいるのかな?と思ってしまいますが、安心感はバツグンです。
現在、グラフィックボードを2台搭載しマイニングをしていますが、温度も非常に安定しています。
うるさいですが、、、
パネルも重く、移動はキャスターが付いていますが、あまり動かすような物では無いように感じます。
場所を取りますし、設置場所は制限されます。
しかし、
それはケースというにはあまりにも大きすぎた
大きく
分厚く
重く
そして大雑把すぎた。
それはまさに鉄塊だった
と呼べるケースは今後出てこないと思うので大切に使います。
コメント