スーパーファミコンの日本での発売は1990年(平成2年)11月21日で生産終了は2003年(平成15年)9月30日。
ファミリーコンピュータの後継機として開発された。
同世代機の中では後発であったが、ファミリーコンピュータに引き続き、最多出荷台数を記録した。
そんなスーパーファミコンだが、現在実際にプレイすると気になるのは画質。
昨今の大画面では、ドットの粗さやにじみボケが目立つ。
根本的には解決できないが、少しだけなら改善の見込みがあるため紹介しよう。
スーパーファミコンは製造時期によって、様々なバージョンが存在
スーパーファミコンは、製造時期によって様々なバージョンが存在し、そのバージョンによって画質や音声があきらかに違う。
スーパーファミコンのバージョンを分けると主に3つ存在する。
製造時期によって【初期】【中期】【後期】に分けられる。
スーパーファミコン初期バージョン
スーパーファミコン初期バージョンは、1990年~1991年頃に製造されたもの。
滑り止めゴムが均等に4つあり、他のバージョンと比べ一番重く1170gある。
シリアルナンバーはS10※※※※※※~S17※※※※※※あたりが初期バージョンとなる。
スーパーファミコン中期バージョン
スーパーファミコン初期バージョンは、1992年~1994年頃に製造されたもの。
滑り止めのゴムは2つ。
スーパーファミコンの中期バージョンは、その中でも中期バージョン【前期】中期バージョン【後期】に分けられる。
中期バージョン【前期】
本体の重さは915g
シリアルナンバーはS18※※※※※※~S244※※※※※あたりが中前期バージョンとなる。
中期バージョン【後期】
本体の重さは900g
シリアルナンバーはS245※※※※※※~S248※※※※※あたりが中後期バージョンとなる。
また、シリアルナンバーSM1※※※※※※※も存在する。
さらに裏のシールにこのような記載がある。
スーパーファミコン後期バージョン
スーパーファミコン初期バージョンは、1995年~1998年頃に製造されたもの。
後期バージョンは【1CHIP-01】【1CHIP-02】【1CHIP-03】の3つのバージョンに分けられる。
基盤が簡素化されており、1CHIPバージョンとも呼ばれている。
重さはどれも900g
本体裏注意書きステッカーにも以下の記載があり。
1CHIP-01
シリアルナンバーは、S249※※※※※※~S250※※※※※
1CHIP-02
シリアルナンバーは、S251※※※※※
1CHIP-03
シリアルナンバーは、S252※※※※※
一覧表示
重さ | ゴム足 | シリアルナンバー | ステッカー右下 | |
初期 | 1170g | 4つ | S10※※※※※※~S17※※※※※※ | 表記無し |
中期 | 900g~915g | 2つ | S18※※※※※※~S248※※※※※ SM1※※※※※※※ | S245※※※※※ 以降表記あり SHVC-JPN-1 |
後期 | 900g | 2つ | S249※※※※※※~S252※※※※※ SM1※※※※※※※ | 表記あり SHVC-JPN-1 |
ステッカー右下のSHVC-JPN-1の表記だけでは、中期と後期の判断ができないため、必ずシリアルナンバーと合わせて確認することが大切。
音質と画質の結果。
画質 | 音質 | |
前期 | ||
中期 | 〇 | |
後期 | 〇 | 〇 |
スーパーファミコン用のS端子にて画質の比較
前期
中期
初期に比べ、赤みが強い。
後期
初期・中期に比べにじみが少なく、シャープですっきりしている。
中期に見られた、斜めのしま模様も無くなっている。
並べるとこんな感じ。上から、初期→中期→後期
左から、初期→中期→後期
まとめ
右下の記載とシリアルナンバーで後期を確認できる。
私のスーパーファミコン
少し埃をかぶっていますが、1CHIP-01でした。
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