開封動画を撮影しましたが、現在編集中です。
今回購入したのは、ONKYO(オンキョー)のスピーカーD-112EXLTDとCDプレイヤーCR-D2LTDのセットです。
元々スピーカーは好きで、本当はオンキョーのD-312Eが欲しかったのですが、高額で中々状態が良いものも出てこない為
その下位モデルにあたるこちらの機種を購入しました。
10年程前に、ヨドバシカメラでONKYOのスピーカーD-112ELTDの音は聞いた事があり、とても好みの音だった事を覚えています。
今回購入したのは、そのD-112ELTDの上位D-112EXLTDです。
ONKYO(オンキョー)スピーカー比較レビューをまとめてみました。
今回は、オンキョーのスピーカーを取り上げましたので、スピーカーの比較をしていきたいと思います。
30代から40代にファンが多いONKYOスピーカーD-312E。今は入手困難でとても高額な名器です。
このスピーカーに近い表現力のスピーカーはどれか?レビューなどを含め調べていきたいと思います。
レビューは価格.comやブログの記事などを参考にしていきます。
価格.comのair89765さんのレビューを参考にさせていただきます。この方は多くのオンキョーのスピーカーをレビューされており、私が持っているケンウッドのスピーカーも文字で非常に上手く表現されていたので、私はこの方のレビューは信憑性があると思っています。
ONKYO D-312E
ONKYO D-312E
2005年10月発売。1本90,000円です。2本で180,000円。
スピーカー詳細
スピーカースペック
air89765さんのレビュー
下記環境での使用です。この環境でD-302Eからのグレードアップです。
アンプ:A-1VL
プレーヤー:C-1VL
セットで最安12万前後のこのクラスになると、全域においてバランスが良い感じです。
同じONKYO製スピーカーでもセットで5万ぐらいまでの下位機種だと「高音はいいが低音が出ない」とか「低音と中音はいいが高音がいまいち」とか「高音と低音が出っ張っていて中音が引っ込んでいる」のようにどこか足りない部分が必ずありましたが、この価格帯まで来ると特に欠点無く全域においてバランス良くきちんと鳴ってくれる感じです。それを踏まえて長所と短所を書いていきます。
【長所】
とにかく力強い。明るく元気で明瞭な音。「迫力」や「力強さ」においては右に出るものが無いくらいだと思われる。厚みのある豊かな低音も手伝って、パワー感や迫力は文句のつけようが無い。(組み合わせたアンプA-1VLの特性もあると思います)
【短所】
硬質で、乾いた感じの力強い明瞭な音が前へ出て来て、迫力はあるが潤いや艶とは無縁な音。そのため長時間のリスニングにおいて「聴き疲れ」しやすい。あと302Eよりさらに低能率。302EよりA-1VLのボリューム位置を少しだけ上げる必要があって、小音量での音痩せが302Eよりも顕著。A-1VLですらある程度ボリュームを上げないと音が引っ込んだ感じになってしまう。多少あげることでようやく音が前に出て来る。相当駆動力の高いアンプで無いとまともに鳴らないと思われる。
【パイワイヤリング接続について】
かなり効果があるので是非やるべき。音の深みや厚みや広さが増して、ワンランク上のスピーカーに買い換えたと感じるくらい効果がある。
【D-302Eとの違い】
より明瞭な音になって、パワー感が増している。302Eより情報量も多く表現力も高い。
反面、302Eは硬質な中にも若干の潤いや上品さが含まれていたが、312Eはまさしく硬質で乾いたパワフルな音。なので長時間聴くには私的には302Eのが良い点もあると思った。しかしパイワイヤリング接続してしまうと、総合的にやはりこちらの方が一枚上手であると思われる。
総合的にはやはり価格相応のことはあり、買って後悔するようなことは無いと思いました。
しかし好みがはっきり分かれるタイプの音だと思いました。
パワーや迫力や明るく元気な音を求めるなら最高だし、艶や潤いや優しさを求めるなら方向性が逆になりますね。
ファンが多くもう手に入らないこのD-312Eにより近いスピーカーを考察していこうと思います。
このD-312Eの後にD-412EXというモデルが出ておりますが、D-412EX全体的にバランスが取れたタイプとなっており、スピード感や力強さ、パワーを透明感を極めたD-312Eとは、性格が全く異なるスピーカーです。
では、このD-312Eの後継機ともいえる近いスピーカーはどのモデルにあたるか?考察していきます。
考察するのは、D-312Eとタイプが似ていると言われる、D-112E、D-112ELTD、D-112EX、D-112EXLTD、D-112EXTを比較していきます。
ONKYO D-112E
D-112E
D-112EはD-312Eに一番似たデザインとなっています。残念ですがオンキョーの商品ページは削除されています。
2006年4月22日発売 2台1組 42,000円
スピーカースペック
air89765さんのレビュー
ここでの評判は良いようですがやはりどうしても低音の不足が目立ちますね。
同じサイズでもD-112ELTDの方は、本機とは雲泥の差でかなりしっかり低音が出る印象です。
私個人的には実売12000円の差ならLTDを買った方が幸せになれると思います。
同じ傾向の音で、全域におけるクリアさ、鮮明さ、リアルさ、解像度、音の抜けの良さ、そして低音のパワーと量、かなりLTDが勝ります。
予算を抑える以外の目的でノーマルの112Eを敢えて選ぶ理由は無いと思います。
とはいえノーマルも112Eは価格に相応しいだけの高音質は備えていると思います。
低音には期待出来ないものの目の前で歌っているような生々しいボーカルの声、
聴き疲れしにくい綺麗な弦楽器の響きや心地良い中高域。
152E・112ELTD等の本機より上位の機種には劣りますが、この値段で
この音質まで出ていれば買って失敗したと感じる心配はまず無いでしょうね。
ところで、余談ですがX-N9TXやX-UN9のスピーカーだけをアップグレードしようとして
このスピーカーに買い換えることはあんまり正しくないですね。
他の方も仰ってますが本機はONKYO製デジタルアンプで鳴らすべきです…
本領発揮する為には。
X-UN9付属のスピーカー等よりD-112Eは確実にグレードは上なのに
アンプがそのままだと、鳴らしきれずに殆どグレードアップを実感出来ません。
ところがA-905FXに繋ぐと、X-UN9付属のスピーカーと本機では差が出るんですよね。
アンプがボトルネットになってスピーカーだけを良くしても音が良くならない例…
なんでしょうか?よくはわかりませんが面白いですね
ヘッドホンオーディオのブログさんのレビュー
ONKYO D-112ELTD
D-112ELTD
D-112ELTDは木の色が濃くなっています。残念ですがオンキョーの商品ページは削除されています。
2007年09月01日発売 2台1組 58,000円
air89765さんのレビュー
このD-112ELTDとノーマルのD-112Eとの差ですが、これは相当ありますね。価格は1.5倍ですが音質は2倍ぐらい良い印象です。112Eの改良版ですがまるで違うスピーカーのように良く鳴ります。
ノーマルの112EはCR-D1あたりとセットにするようなミニコンポ用と割り切れば相当良く出来てましたが、音抜けが悪く、低音も不足し、悪く言えば機械的なシャカシャカしたような軽い感じが、どうしても抜けませんでしたね。
それがLTDでは大幅に音の抜けが良くなり、生々しさが増して、より自然な音になり、ヴォーカルの声はリアルさを増して、軽くない、カチッと締まった低音が出るようになり、高域の伸びや艶もまったく違い、特に素晴らしいです。
このぐらいの音質になってくれると、ミニコンポ用ではなくてピュアオーディオ用としての使用にも使えます。
本来CR-D1LTDの推奨スピーカーですがもう少しアンプを上げて、A-973と組み合わせても実に良く鳴ってくれます。
ノーマルの112E+A-973だと、上記のような112E自体の音質がボトルネックになってA-973の足を引っ張っている感じでしたが、LTDならば実に生き生きとした音質になります。
CR-D1LTDもいいですがもう少し欲を出して、単品のアンプと組み合わせてみても良いくらい112ELTDは出来が良いです。確かにもっと上位機種と比べれば価格なりなんですが、この価格帯とサイズを考えればずば抜けていると思います。もしノーマルの112Eと迷っているなら間違いなくこちらを選べだ方が良いです。
ONKYO D-112EX
D-112EX
2008年9月11日発売 2台1組 46,000円
スピーカースペック
air89765さんのレビュー
同じONKYOのD-D2EとD-112ELTDの中間のようなスピーカーです。
解像度や音の生々しさ、また細やかな部分の繊細な表現力などが、
D-D2E→D-112EX→D-112ELTDという価格順の通りに上がっていく感じです。
D-D2Eよりもずっとクリアさ・解像度・音抜けが良くて
D-D2Eのワンランク上のスピーカーであることを十分に感じさせます。
低音を増強する「AERO ACOUSTIC DRIVE」の開口部の大きさが、
D-D2EとD-112ELTDは大きめですがD-112EXは小さめです。
この為ほぼ同じサイズでもD-112EXはそれらに比べて聴感上低音が出ない印象です。
低音が出ない分迫力には欠けますが、高域の解像度・伸びは良くて、
その分全体的には上品な感じにまとまっており、これはこれで良い感じです。
D-112ELTDはD-112EXよりも解像度や細やかな表現力が高くて、
D-112EXでは不足する低音部のエネルギー感も補われています。
価格に対するコストパフォーマンスという面では、
LTDとの価格差が5千円未満の現在の状態では、それほど高くは無い、
LTDの方のコストパフォーマンス高さが目立つ状態かなと思います。
現在安値で売られているD-152Eとの比較でも、
聴いた瞬間全域での解像度や表現力がD-152Eのがありますし、
サイズの違いから低音の質・量・低域が絶対的に出るのかどうか、
は圧倒的にD-152Eに軍配が上がります。152Eのが間違いなくワングレード上です。
(CR-D2に両スピーカーを繋いで比較しました)
D-112ELTDとの価格差が1万円ぐらいあればとてもコストパフォーマンス
は高かったと言えるのですが。。。
ONKYO D-112EXLTD
D-112EXLTD
2009年6月13日発売 2台1組 64,000円
スピーカー詳細
スピーカースペック
air89765さんのレビューなし
ONKYO D-112EXT
D-112EXT
2012年9月発売 2台1組 46,000円
レビューを見る限りD-112EくD-112EXくD-112ELTD=D-112EXTくD-112EXLTDという感じでしょうか?
D-112Eは中音・高音が良く低音が出ない。D-112EXで全体的なバランスを整えたが、表現力はD-112ELTDの方が上。
D-112EXLTDではD-112ELTDより表現力や臨場感・解析度が上がっている。
D-112EXTはD-112EXよりバランスを整えてきているが、全ての表現力ではD-112EXLTDの方が上回る。
D-112EXTの後継機として幻のD-112EXTLTDが発売されていれば、D-112シリーズの集大成として間違いなく君臨していたと思います。
D-312Eと性格が同じ、表現力が近い機種はこのD-112Eシリーズで、その中でも最も表現力や解析度が高いD-112EXLTDが、D-312Eに一番近いスピーカーと言えるのではないでしょうか?
幻のONKYO D-112EXTLTDについて
幻のD-112EXTLTDは、オンキョーの経営不振でスピーカー部門が売却されなければ、D-112EXTの発売後の3年後辺り、2015年頃販売されていたのかも知れません・・・
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